沖縄では勤労感謝の日に、日頃の労をねぎらってネギを贈るという習慣があります。
以前勤労感謝の日に、子どもたちが子育て支援センターでネギをいただきました。
そのときに作ったのが、琉球王国の宮廷料理の逸品・ビラガラマチです。
ネギが苦手な子も食べやすい料理なので、ぜひ親子で作ってみませんか。
『ビラガラマチ』ってどんな料理?
『ビラガラマチ』とは、
かまぼこ(カステラかまぼこ)をシービラ(青ネギ)で巻いて、酢味噌をつけたもの。
シービラの香りと酢味噌でさっぱりとした味で、見た目も鮮やかです。
琉球王朝時代、客人のおもてなしのために作られていた宮廷料理の一つなんですよ。
冷めても味の変わらない上質な酒の肴を詰め合わせた、トゥンダーブン(東道盆)にも入る一品です。
普段の食卓からお正月などのお祝い膳でも活躍する逸品です。
『ビラガラマチ』の作り方
【材料】
青ねぎ
カステラかまぼこ
★(酢 大さじ1、味噌 大さじ1.5、砂糖 大さじ1)
①ネギを洗って下ゆで
根元から湯に入れ、1分ほどしてから全体を茹でます
②かまぼこを短冊状に切る(1㎝角の長さ5㎝程度)
③かまぼこにねぎを巻く
※巻き始めは3㎝ほどかまぼこに沿わせ、その上から巻く
④★の材料を混ぜ、酢味噌をつくる
⑤③をお皿に盛り、酢味噌をつけて完成
ネギの緑色がきれいで、さっぱりとした口当たりですよ。
お弁当のおかずにもなるアレンジ
板かまぼこを使い、薄く小さめに作るとお弁当にぴったりのおかずになります。
ネギの辛味は茹でることで和らぎ、かまぼこの塩味と合わさって3歳の娘も笑顔でパクパク食べていました。
もともとビラガラマチは「酒の肴」なので、晩酌のお供にバッチリです。
- カステラかまぼこ → 板かまぼこ
- 酢味噌 → マヨネーズやお醤油
に変えるなど好みの味にアレンジもでき、お弁当のおかずにも抜群です。
大切にしたい地元の習慣や食文化
沖縄の幼稚園/保育園では、勤労感謝の日に向けてねぎを育てることがあります。
そして育ったねぎを持ち帰り、家族にプレゼントします。
地元に伝わる習慣や食文化は、子どもたちに伝えていきたいですね。
ベビカフェでは、地元で愛される家庭料理情報もお待ちしています。
親子クッキングにおすすめの料理、教えてくださいね。
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